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■長時間労働の抑制・過重労働による健康障害防止のための自主点検表は労働基準監督署の調査を受けていると考えなければならない

 
労働基準監督署から突然送られて
きて「なんだこれ?」と不安な
気持ちになる書類ですね。
 
 
 
自主点検という言葉もあまり
聞き慣れないものですが、
 
 
 
大きな目的のひとつには
会社が自主点検により気づいて
自浄作用で法令違反がないように
改善してもらいたい
ということがあります。
 
 
 
ところがこれだけに止まりません。
効率的に行いたいであるとか、
人手不足で手が回らないという
行政の都合もあるのでしょうが、
 
 
 
労働基準監督署の予備調査
の側面もあると言えます。
 
 
 
なぜなら労働基準監督署が実施する
調査にて確認する項目がしっかり
盛り込まれているため、
 
 
 
自主点検結果を労働基準監督官が
見れば、
どのような指導をすれば良いか
めどが立つ
のです。
 
 
 

自主点検結果を提出後に調査が入ることはある

 
自主点検結果を出すことにより
自浄作用により改善されると
判断されればその後の調査は
行われない場合はあります。
 
 
 
一方で改善のために事業所を
訪問もしくは呼び出しによる
指導が必要と判断すれば、
 
 
 
自主点検表をきっかけに
労働基準監督署の調査が
行われることはある

と考えておきましょう。
 
 
 
自社だけがそのような対象と
なったと必要以上に警戒する
ことはありません。
 
 
 
自主点検をきっかけとなった
調査は珍しいことではない
ので
平常心で受ければけっこうです。
 
 
 
何より過去の実績などは変える
ことができないので焦っても
結果はかわりません。
 
 
 
むしろ将来に向けての改善の
意思を全面に出して、
 
 
 
どう改善をしていくかについて
調査を受けている間にめどを
立てるような気持ちで臨むと
良いでしょう。
 
 
 

自主点検結果表は提出しない方が良いのか??

 
同じ管轄の労働基準監督署において
自主点検結果を提出した事業所に
労働基準監督署の調査が入り
 
 
 
自主点検結果を提出していない
事業所に調査が入らないという
ことがありました。
 
 
 
提出しないことが正解という
ような空気に包まれてしまう
こともあるかもしれませんが、
 
 
 
偶然そうなっただけであり、
出していない事業所に問題がある
可能性が高いことは
 
 
 
労働基準監督署もわかっています。
無視をしたから万全な体制であらゆる確認の調査を受ける
こともある
ため、
 
 
 
自主点検結果を提出しない=正解ではない
と捉えましょう。
 
 
 

書面だからと軽くみないこと

 
前述の通り予備調査の側面もある
ため、安易に考えるのはやめて
実態に即した記載をしていきましょう。
 
 
 
労働者から会社の法令違反に関する
情報が労働基準監督署に提供されて
いることもあり、
 
 
 
実態と違うことを書いて
恥ずかしい思いをすることもある
ため、
 
 
 
どこに対応ができていなくて、
どうすることで法令遵守につながる
のか答えを出しながら回答を
しましょう。
 
 
 
わからないときは、
中部労務管理センターが一緒に
答えを出していきますので
ぜひご相談ください。
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年11月16日掲載-641)
 
※ イラストはイメージです