■大晦日・正月をお休みにするなら年次有給休暇の計画付与を検討してみてはいかが？

ラーメンチェーンの幸楽苑を
展開する会社が大晦日の
午後３時以降と正月を休業する
との報道がありました。

営業をしていれば見込まれる
売上およそ２億円

これを不意にしても
スタッフの士気を優先する
ということで決断したようです。

大晦日や正月であっても
営業をしている店が多くあり
困ることがない社会になって
いますが、

一般的に休みの会社が多い
時期には休みたいという
価値観を持つ人が増えていると
考えられるので

そういう価値観を尊重しての
対応なのでしょう。

２０１９年４月施行の年次有給休暇の時季指定義務を重ねては？

今回の報道の件が、休日と
しているのか、年次有給休暇と
しているのかはわかりませんが、

働き方改革関連法の施行により
会社の規模にかかわらず
年次有給休暇の義務化の波が
迫っています。

これまで従業員の皆さんが
年次有給休暇を希望通りに
取得できていれば法改正が
壁になることはありませんが、

人手不足の業界については
年次有給休暇が思うように
取得できていないという
会社も多いことでしょう。

あまりに取得ができていない
ような場合は、
年次有給休暇の計画付与を
利用して全社一斉に休みにする
ことが効果的です。

モチベーションの向上という効果も

今回の報道の事案のように
結果として従業員の士気を
高めることを優先したという
ことが経営に寄与することは
間違いありません。

特にこれまででは考えられない
業界こそギャップがあり効果が大きい
ことから、

大晦日と正月の取扱いに
ついて検討をしていきましょう。

お問い合わせ電話番号：０５２－４１４－５６０３（2018年11月22日掲載-647）

※　写真はイメージです