■労働条件の明示がLINEやFacebookでも可能となる見込み

労働基準法により労働条件の
通知を書面で行うこととなって
いますが、

今年９月に施行規則を改正し
書面による通知を電子メールや
ファックスでも可能となることと
しましたが、

受信者を特定して情報を伝達
するために用いられる電気通信に
LINEやFacebookも含むと解釈する
との見解を示しました。

利便性を高めて労働条件の通知を
徹底したいという目的がある
ようです。

しかし
ＳＮＳを用いて労働条件を通知
するのは労働者からの希望が
あれば対応というスタンスが
良いでしょう。

会社とＳＮＳで繋がりたくないと考える人は多い

会社とＳＮＳで繋がることに
対して「繋がりたくない」と
考えている人は想像以上に
多いと考えておいた方が良いでしょう。

従業員と繋がることで便利では
あるものの
従業員の意に反して繋がりを
義務づけるとそれをパワハラと
受け取る人もいることから

会社とＳＮＳで繋がることに
何の抵抗もなく、労働条件の
通知もＳＮＳを希望する場合に
限定しておけば、

労働条件の通知において
トラブルとなることは
少なくなるでしょう。

時間外や休日にＳＮＳで連絡をすることは避けよう

ＳＮＳで従業員と繋がって
労働条件の通知に留まらず
連絡をする場合は注意が
必要です。

就業時間外や休日に連絡を
したら
労働時間という問題が出るためです。

ちょっとくらいいいじゃないかと
連絡をしたことが労働時間の問題に
発展することが多く、

多くの人がこんな問題になるなら
送らなきゃ良かったと言うので
送る日・時間帯を考えましょう。

また、既読スルーをした従業員に
「なんで返信しないのか？」と
問うこともその状況をよく考えて

連絡を取ることに問題がないか
チェックをしてから実施を
しましょう。

お問い合わせ電話番号：０５２－４１４－５６０３（2018年11月24日掲載-649）

※　写真はイメージです