■若手社員の半数は「3年後にはこの会社にいない」と考えている
調査会社が若手社員に意識調査を
したところ、
半数が3年後にはこの会社にいない
と考えていることがわかった
そうです。
意識調査を受けた皆さんが
わりと正直に答えているなぁ
という印象ですが(苦笑)、
あらゆる統計や調査を見て
いると、期間は様々でも
半数は入れ替わることは
珍しくないといえます。
自社に限ってはそのように
なりたくないと考えたい
ところですが、
中小企業においては
人材の入れ替わりはあるもの
と考えておいた方が良いでしょう。
なぜ3年後にはいないのか?
3年後にこの会社にいないと
考える理由の1位は
「給与が低いから」です。
当然のことといえばその通りで
自身を給与という形で高く評価
してくれるところがあれば
転職をするということですね。
考える理由の2位は
「最初から転職するつもり」です。
以前よりもこの傾向は強く
なっていて、
スキルアップをしてそのアップ
した状態を評価してくれる会社に
いきたいということですね。
以下、「仕事にやりがいがない」
「残業が多い」が続いていきます。
最初から転職を考えている従業員が
いるくらいですから、
やはり入れ替わりはあるものと
考える方が良いわけですね。
いつまでもそのままではいけない
いつまでも半数の入れ替わりを
繰り返していると、入れ替わりが
うまくいかない会社については
組織力が弱くなっていきます。
入れ替わりがあるとは考えつつ
その割合は下げるべきであって、
定着率を上げるには
給与を上げる・休日を多くする
ということは即効性がありますが、
この会社でしかできない仕事だと
従業員が自覚している会社は
定着率がグッと上がります。
即効性のある対策を打つことは
大事なことですが、
仕事に対する思いを強く持つように
してもらうことも必ずやるべきです。
加えて、残業代の支払いや有給休暇の
取得など法令遵守をしていると
胸を張って言える会社は強いため
半数の入れ替わりを止めたい
会社は同時に改善をしていき
ましょう。
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