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■配置転換の強要はリスク有り!~強要を原因として労働基準監督署が労災認定をすることがある~

 
このような事案が出てくると
会社としては、配置転換の
辞令を出しづらくなりますね。。。
 
 
 
従業員がケガをしたため、
配慮した結果かまでは
わかりかねますが、
 
 
 
配置転換をさせようとした
ところ、従業員が拒否をし、
それでもなお配置転換を
しようとした会社に対して
 
 
 
「強要」をしたと指摘をされ
不安障害を発症した原因と
なったとして

 
 
 
労働基準監督署が労災認定を
した事案の報道がありました。
 
 
 
今回の認定は、配置転換の強要に
加えて、長時間労働もあった
ため、

 
 
 
合わせ技で労災の認定がされている
ことは押さえておいてください。
 
 
 

強要と指摘をされないように様々なアプローチをしよう

 
人事権は会社に一定の裁量が
認められているため根拠が
あれば
従業員が拒否を
したとしても有効な辞令と
判断されることも少なくありません。
 
 
 
今回の事案で従業員が拒否をした
点には、
給与が下がってしまう
ということがありました。
 
 
 
配置転換をすることにより
給与が減ったり、休日が減ったり
残業が増えたりというような
不利益となる可能性がある場合は
慎重に進めていく必要があります。
 
 
 
一方的な強要だと言われないよう
会社の考えを伝えたり、従業員の
健康状態を客観的に分析をして
医師の意見を聞いたり、本人の
要望を取り入れたりと
 
 
 
できる努力は先にしておくことが
お勧めです。
 
 
 

長時間労働はあらゆる疾病の原因と考えられてしまう

 
冒頭で長時間労働との
合わせ技で労災認定と
いうことを書きましたが、
 
 
 
たとえ疑問符がつく状況だと
しても、
長時間労働が原因と言われて
しまうと原因として捉えられて
しまう
ため
 
 
 
日ごろの長時間労働をいかに
少なくするかは会社にとっては
マストです。
 
 
 
長時間労働の実績が相当数あると
労災申請の段階でチェックメイトと
なっている状態ということもあるので
 
 
 
結果として会社の責任を
問われる事態になってしまう
のです。
 
 
 
従業員との対話と日ごろの
取り組みを重視して
いきましょう。
 
 

お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2018年12月5日掲載-660)
 
※ 写真はイメージです