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■労働基準法遵守のために入社前に「何時間の残業をしていたか?」と個別で確認をする必要がある

 
残業の上限規制のうち、
1ヶ月100時間未満
複数月80時間以内の
上限規制には、
 
 
 
転職者の場合には転職前の
残業時間が通算して適用

されます。
 
 
 
転職者の中には空白期間なく
就職した人もいれば、
ずっと無職だったという
人もいるでしょう。
 
 
 
労働基準法を遵守するためには
入社時に個別で残業の実績を聞く
必要がある
ということです。
 
 
 

残業時間の実績を聞いたら残業時間管理に入れ込む

 
どこまで入社した従業員が前職に
おける残業時間のことを覚えて
いるかという不安はありますが、
 
 
 
少なくとも従業員から申告があった
時間数については、実績として
管理し、
 
 
 
1ヶ月100時間未満
複数月80時間以内を
超えてしまうことが
ないようにしなくては
なりません。
 
 
 
この前職における残業時間の
実績は、本人の申告に頼るしか
ないことから、
 
 
 
言った言わないを避けるために
書面で申告してもらうことが
トラブル回避に繋がる
でしょう。
 
 
 

兼業についても同様に

 
転職でなく、現に在籍している
従業員が兼業をしている場合も
労働者であれば通算となります。
 
 
 
これについては、場合によっては
会社が割増賃金を支給しなくては
ならないというケースも出てくる
ことから
 
 
 
兼業をしている従業員からその実績を
申告してもらう必要があります。
 
 
 
気が遠くなるような作業であり
煩雑なものですが、
「法令違反ではないのか?」と
問われれば、
「その通り」ということになって
しまう
ため、
 
 
 
細かい管理が必要だということを
改めて認識しておきましょう。
 
 

本日のブログのポイント
■入社時個別に確認をする事項に「前職における残業時間数」を加えましょう

 
 
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