■仕事をしているのに「仕事をしろ」新卒からパワハラがあると相談~一度話を受け止めてパワハラの有無を検証しよう~
電車に乗っていたら新社会人と
思われる人が悩みを相談している
声が聞こえてきました。
仕事をしているのに先輩から
「仕事をしろ」と言われる
というものです。
本人は真剣に仕事をしているつもり
なのに、先輩から仕事をしていない
ような発言がされるのでもう嫌に
なってきたという悩みでした。
相談を受けている人が
「もっと上の誰かに相談したら?」と
勧めているものの
相談をしたことがチクったと
思われたらもっと恐いということで
「そのうち辞める」という結論まで
出ているようでした。
理不尽な発言はパワハラと指摘を受けても仕方がないもの
一方からの話しかわからないため
これだけで結論を出すべきでは
ありませんが、
もし相談者のいう「仕事をしているつもり」が
誰が見ても仕事をしている状態で
あれば、
その状態に「仕事をしろ」という先輩は
パワハラをしているということに
なり得るものです。
先輩として言いたいこともあるかも
しれませんが、
相手が困惑して傷つく発言をして良い
ということではありませんから
担当部署はいち早く察知して
状況を客観的に見る必要があります。
察知できないとせっかく採用したのに
すぐに退職という結果に繋がってしまう
ことになります。
新卒が必ずしも相談をするという
ことではありませんから
周囲が察知するスピードが
勝負の分かれ目ですね。
相談を受けている人が相談者に共感し
励ましていたことから気持ちが楽に
なったようですが、
今時の新社会人は我慢がきかないという
ことだけで終わらせていると
根本的な解決が何もしていない危険な
状態ですから
どういうことが起こっているのか
すべてを受け止めて細かく検証をする
ようにしましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年5月10日掲載-816)
※ イラストはイメージです