■労働基準監督署は一度是正勧告をした事業所に再び調査をすることがある（むしろ再調査があると考えた方が良い）

過去に是正勧告を行った県立病院に
再び労働基準監督署が是正勧告を
行ったことが報道されました。

病院のコメントとして
「十分に改善できていなかった」
ということが書かれていましたが、

労働基準監督署の目的のひとつは
ここにあります。

過去に是正勧告による指導をして
是正報告を受けた点について
継続して遵守ができているかです。

「確率はどれくらいか？」と
よくお問い合わせをいただきますが、
全国で一律というものではないので
これだけとは言えませんが、

少なくとも前回の違法の程度が
悪質であればあるほど高確率で
あり、

会社自身が悪質だったと自覚が
あるレベルであれば、
再調査に来ると考えておくべき
でしょう。

前回の調査で法令違反だった点は必ずチェックを受ける

前回の調査で労働基準監督署が
指導をした部分については
認識をしています。

調査の中ではその点が改善され
再び違法な状態となっていないか
必ずチェックをしてきます。

労働基準監督署に是正報告をしたら
緊張の糸が切れて再び管理が
グダグダになるというのは

労働基準監督署あるあるとして
挙げても良いであろう事項です。

報道であった県立病院も改善が
足りなかったように
そもそも改善ができていないと
なると

より厳しい対策を求めてくる
ことになりますので

改善の継続はマストとして
意識をしなくてはなりません。

本日のブログのポイント

■労働基準監督署は、一定期間経過後に再調査をすることがあります。気を抜かずに是正を継続し、環境改善をしていきましょう。

お問い合わせ電話番号：０５２－４１４－５６０３（2019年6月10日掲載-847）

※　写真はイメージです