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■厚生年金に加入してもらうためにパートの加入に関する従業員数要件を段階的に撤廃することの「検討が始まった」

 
まだ何も決まっていません。

あくまで検討開始ですから
その前提で引き続きお読み
ください。

 
 
 
厚生年金の適用拡大を目的として
従業員要件を段階的に撤廃する
ことの検討が開始しました。
 
 
 
完全に撤廃されたら、
中小企業の中には相当の負担を
求められることから経営を
圧迫することも考えられます。
 
 
 
直ちに全面的に撤廃ということは
なさそうに見えますが、
 
 
 
そうも言ってられない空気感が
漂っていることから、
いずれはそういうときがくると
考えておくべきかもしれません。
 
 
 

影響を受けないのは実働時間が週20時間未満の雇用契約

 
仮に今の議論が進んだとしても
適用をうけないのは
実働時間が週20時間未満の
雇用契約をしている従業員
です。
 
 
 
週の実働時間が20時間未満の
従業員をとにかく多く雇用して
事業を運営していくことが
ひとつの方法と言えますが、
 
 
 
業界によって向き不向きがあり
人手不足の中で
集まりにくい労働条件である
ことから思うようにはいかない
かもしれません。
 
 
 
特に「雇用保険には加入したい」と
考えている従業員については、
20時間未満の雇用契約にしてしまうと
雇用保険が資格喪失となるため
 
 
 
雇用保険加入希望者はさらに
深いところで適用するかどうかの
検討が必要になります。
 
 
 

会社が指定した人だけ加入というのはできない

 
厚生年金の適用は、
「加入しなければならない」か
「加入することができない」か
のいずれかです。
 
 
 
勤務実績が同じ従業員であれば
どちらも
「加入しなければならない」か
「加入することができない」か
のいずれかです。
 
 
 
会社が指定した人だけ入れるとか
あの従業員だけは入れないとか
会社の選択だけで決めることが
できるものではないので
 
 
 
加入をしたくないのであれば
「加入することができない」雇用契約で働くこと
です。
 
 
 
将来を見据えた人員配置や
雇用契約を検討するように
しましょう。
 
 

本日のブログのポイント
■まだ決定事項ではありませんが、将来的にはパート従業員の厚生年金加入が促進されることを想定しておきましょう。

 
 
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2019年9月6日掲載-935)
 
※ 写真はイメージです