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■部下から上司への暴力~処分の判断はシンプルに考えて決断していこう~

 
市の職員が上司と口論になった
後に腹部を蹴ったとして
処分された事案の報道がありました。
 
 
 
上司が部下に暴力を振るうと
パワハラだ!けしからん!と
大事になるケースが多いのですが、
 
 
 
部下が上司に暴力を振るった時には
「あれっ??どうしよう??」と
なってしまい
 
 
 
場合によっては上司に原因が
あったのではないかという
被害者が疑いを受けるという
ことさえあります。
 
 
 

上司・部下関係なく「客観的」に見て「平等」に判断すれば良い

 
上司だから処分が重くなり
部下だから処分が軽くなる
というこも考えられますが、
 
 
 
暴力のように社会的に許されない
行為のような場合には、
 
 
 
上司や部下など立場に関係なく
「客観的」に見て「平等」に
判断すれば良い
でしょう。
 
 
 
報道の事案についても、部下には
自身の中では許せないものが
あったようです。
 
 
 
しかしそれを暴力で返すという
ことを許してはいけないと
考える会社は多いでしょう。
 
 
 
そうであればその会社の暴力に
対する姿勢を
就業規則に反映させていけば
良い
ということになります。
 
 
 

許されない行為であっても即時解雇が有効となるものではない

 
暴力は許せない行為であっても
暴力=即時解雇が有効というわけではない
という認識が必要です。
 
 
 
ひとことで暴力とは言っても
病院に行かなくても回復をしそうな
負傷から、救急車で緊急搬送という
ことまで様々なものがあります。
 
 
 
社会的に許されない行為を会社が
許してはならないということで
熱くなりすぎてしまうことが
ありますが、
 
 
 
その熱さを大切に心に留めつつ
処分は冷静に判断すること
ポイントになります。
 
 
 
一時的な感情の高ぶりで起こる
ことが多いため、事前に防止を
することが難しい類の労務問題ですが、
 
 
 
万が一起こったときには
再発防止を徹底していく
ようにしましょう。
 
 

本日のブログのポイント
■従業員の誰が暴力を振るったとしてもその取扱いは客観的に捉えて平等に状況判断をし、会社として許される行為ではないという厳しさを処分に反映させていきましょう。暴力のすべてが即時解雇を有効とするものではない点にはご注意を!

 
 
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※ 写真はイメージです