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■「パートに有給休暇はありません」は新しく入社したパートさんによってあっという間に崩れ去った

 
これまで働いてくれていた
パートさんは
 
 
 
「知らなかっただけ」
もしくは
「言いづらかっただけ」
 
 
 
パートさんが有給休暇を
取得することなど
あり得なかった会社において
 
 
 
新しく入社をしたパートさんが
自身が前に働いていた会社での
当たり前の話をしたところ

 
 
 
社内大炎上となり
ご相談をいただくことに
なりました。
 
 
 
程度はあるものの
中小零細企業では
珍しいことではないのかも
しれません。
 
 
 

今まではそうだったとしても一人の声で違法な状態はもろくも崩れ去る

 
社長は「よく分かっていなかった」と
いうものの
 
 
 
従業員は、社長が知らない訳がないと
言います。
過去に有給休暇を申請した人が
辞めさせられたからだそうです。
 
 
 
何年もそのような状態であった
ことが信じられませんが、
 
 
 
新しく入社したパートさんの
当たり前の経験により
違法な状態ということが知れ渡り
あっという間に収集がつかない
状態になってしまった
そうです。
 
 
 
ウソをついていたことの代償と
言えばそこまでですが、
 
 
 
今後の会社の運営のためにも
少なくとも法令に基づいた対応が
必要
となります。
 
 
 

まずは2年分の有給休暇の残日数を明示して取得のルールを周知した

 
まずはそれぞれの従業員さんが
保有する有給休暇の日数を明示して
 
 
 
有給休暇を取得するルールの
周知をしました。
 
 
 
予測されてはいましたが、
一気に申請が出てきたため
会社の運営に人手不足の状況と
なり
 
 
 
そもそも有給休暇が取得できる
環境になかったことがはっきり
しました。
 
 
 
有給休暇を取得した後で
一斉退職という最悪の事態を
想定していましたが、
 
 
 
本当に有給休暇を取得できる
ということがわかったことが
ガス抜きとなってくれ、
 
 
 
何とか退職者を出すことは
結果としてありませんでした。
(これは運が良かっただけ)
 
 
 
今後はすべてのパートさんが
付与された日数の大半を取得する
ことになるため
 
 
 
会社にはこれに対するコストは
かかることになりますが、
社内は変化しつつあることから
 
 
 
結果オーライとなりそうです。
 
 

本日のブログのポイント
■ウソをついていたことがわかると「それまでの分をどうするか」「なぜウソをついていたのか」など不信感の払拭に時間がかかり、払拭できない場合は一斉退職などの事態を招いてしまいます。法令により認められている事項は、従業員が権利として行使ができるものとして明示をしておきましょう。

 
 
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