■採用選考の時にしてはいけない質問は?適切な質問とは?
2018年4月採用の選考を控え、準備を進めている会社も多いと思います。例年のことながら忘れやすいことが、採用選考の際に不適切をされる質問があることです。
場合によっては、学校や労働局、公共職業安定所を巻き込んでの問題になりますので面接をされる方は押さえておきたいポイントです。基本的人権の尊重に十分な配慮ができているか・応募者の適正と能力のみを基準としているかを一人ではなく、複数の視点から確認すると良いでしょう。
なぜなら多くのケースは、まったく悪気なく不適切な質問をしてしまうためです。一人の視点からだと自分が言われても不快ではないかというような狭い範囲になってしまうことがあるのです。
【何気なく聞いてしまう「尊敬する人は誰ですか?」は不可】
筆者が就職活動をした時には、何回か聞かれた記憶があります。この質問は、面接中の何気ない会話で出てしまうことがあるかもしれません。
尊敬する人を聞くことで思想や信条の自由を侵してしまうことがあると考えられているためです。
直接的な質問をすることだけではなく、結果的に思想や信条、宗教や支持政党を把握できるような間接的な質問についても不適切とされています。
【ついつい聞いてしまう「結婚の予定はありますか?」】
会社が聞きたい気持ちもわからないことはないと思ってしまいますが、「結婚の予定はありますか?」や「結婚後も働くことができますか?」は男女雇用機会均等に反すると考えられていて、場合によってはトラブルになりかねません。
質問としてしないことが適切ですが、少なくとも強制的に答えさせることがないようにはしておかないといけないでしょう。
【面接実施前に目を通しておくだけでも効果あり】
このようなトラブルを避けるために日頃から配慮すべき事項を頭にたたき込んでおくことができれば言うことはありませんが、数も多くなかなか難しいと思います。
だからと言って無視をして良い事項ではないので、面接前に下記のリーフレットに目を通してから面接に臨むことをお勧めします。実施したお客様から「効果あり」の感想をいただきました。
言ってしまってからでは遅いので事前に防止措置を講じましょう。
お問い合わせ電話番号:052-414-5603(2017年4月4日掲載-51)
【本日のブログに関するリーフレットや参照ページなど】
(労務管理資料お問い合わせ番号:00027:広島労働局)
採用選考時の質問点検資料1(2016年5月版)
http://hiroshima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/hiroshima-roudoukyoku/19/2017331124438.pdf
(労務管理資料お問い合わせ番号:00028:広島労働局)
採用選考時の質問点検資料2(2016年5月版)
http://hiroshima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/hiroshima-roudoukyoku/19/2017331124529.pdf
※資料等のリンクはブログ投稿時点でリンクをしていたものです。リンク先が変更した場合など見ることができなくなることがございますのでご了承ください。